TCPで語る愛(ストーカー風)
君を愛している。本当なんだ。信じてくれ。 君にconnectしてsendしているときが人生で最も幸せな瞬間だ。
でも、今、僕は君にconnectできない。 僕がSYNを送っても君はICMP port unreachを返してくる。
君が先にcloseしてFINを送ってしまったから、 TIME_WAIT状態になっていてbindが出来ないのだろうか? setsockoptでSO_REUSEADDRをしていないのではないだろうか?
そういえば最後は君のwindowサイズが0になっていた。 君は僕のデータをもうrecvをしてくれなくなってしまったのだろうか? 口論の時に僕が送信したICMP source quenchで怒らせてしまったかい?
君が二度とlistenしてくれないかもしれない事を想像すると夜もsleep出来なくなる。 このままではnmapで、どのポートが空いているか調べてしまうかも知れない。 嫌われてしまうかも知れないから、ステルススキャンをしてしまうかも知れない。
最近はICMP port unreachも返ってこなくなってしまった。
君のIPアドレスが変わってしまったのだろうか? 今ほどモバイルIPが普及していれば良いのにと思った瞬間はない。 でも、実はもしかしたらDynamic DNSで十分なのかもしれない。
いや、そもそも、僕はdeny allされてしまったのだろうか?
いやいや、先進的な君のことだ、IPv4を使うのをやめてIPv6へ完全に移行しただけかも知れない。
お願いだ、acceptしてくれ。 もう一度windowを共有させて欲しい。 僕のwindow sizeはいつでも65535だ。 必要ならばscale optionでもっと大きくしてもいい。
参考
最近のエントリ
- Interop 2023のShowNetバックボーン詳解
- Interop Tokyo 2023 ShowNet取材動画
- 「ピアリング戦記 - 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち」を書きました!
- 1.02Tbpsの対外線!400GbE相互接続も - Interop ShowNet 2022
- Alaxala AX-3D-ViewerとAX-Sensor - Interop 2022
- SRv6を活用し、リンクローカルIPv6アドレスだけでバックボーンのルーティング - Interop ShowNet 2022
過去記事