社内デモで大成功をしてはいけない

2007/2/13

最近、(社内 || 組織内) デモで大成功をしてはいけないのではないかと思い始めました。 目に見えるところは、適度に穴や突っ込みどころをワザと残していたうえでデモをするのが良いのではないかと。 もちろん、対外的に発表する時には大成功を目指すべきだと思いますし、最終的に見栄えを良くすることが命題であるデモであれば成功させるべきだと思います。

大成功により発生するクライシス

何故このような思考に陥ったかというと、以下のような事例を警戒しているからです。 (内容が誇張してあり、ちょっと極端にしています。)

1.いいね〜
2.ここの部分見せて
3.動いてるね
4.もう、できてるね
5.じゃあ、来月発売しようか

こうなってしまうと「ちょっと待ってください!ハリボテなんです!正常系しか動いていないんです!」とイキナリ非常事態宣言が発令される状況になってしまいます。 一番この問題が発生しがちな状況は、デモをする相手が技術的なバックグラウンドを持たない場合であると思われます。 恐らく、正常系だけで張りぼてで無理矢理動かすという概念があまり理解できていないと考えられます。

プログラミング経験が全く無い人にとっては「動いてるではないか。これ以上何をする?早く発売したい。」という思考になるのは当然であると言えば当然かもしれません。

もちろん、いくらデモであるとは言っても、まともに設計をしていればそのような問題は発生しづらいと思いますが、時間が無いとどうしてもやっつけで何とか無理矢理作り上げてしまうという状況が発生します。 また、開発人数が少ないと発生し易いと感じています。 例えば、一人だとまじめに設計するよりも、とりあえずコードから書き始めたりしてしまう悪い自分が居ます。

どうするか

ということで、多少ズルイ世渡り術かも知れませんが、デモを大成功させないという思考に走ることがあります。 それよりも、いきなり「仕上げろ」と言われた時のために目に見えない部分に注力しておきます。 また、デモでも「いやぁ、まだ開発途中でここは動かないんですよ」と言いながら動いていない部分があることをアピールします。

結果として、「では、あとどれぐらい時間が必要か?」という質問を引き出したら勝ちではないかと考えています。 賛否両論ありそうではありますが。。。

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