ダウンロード違法化は寝た子を起こす?

2007/12/21

今回のダウンロード違法化の動きのおかげで、技術者指向で意見を言う強いロビー活動団体が生まれていくのかも知れません。

FLMASK裁判やその他色々な判決が出て、技術者的視点での議論が敗北していく度に、ネット上では議論が行われてきました。 しかし、行われたのは個々の個人の意見を述べたり、共有するに留まっていました。 しかも、その意見の共有は技術者の間だけで行われ、一般の人とはほぼ無関係である事が多かったと思われます。

今回、パブリックコメントを出すための呼びかけなどが行われましたが(MIAU)、今のところ押し切られそうな雰囲気があります。 そのため「次に出来る手法は何か?」という事を考え始めている人も多く存在していると思います。

今後は、多くの専門性を持つ有志が力をあわせて、思いつく限りの手法を試していくと思われます。 既に「ダウンロード違法化に関して興味を示してくれる国会議員って誰だろう?」という意見が出ていますし、「質問メール出した」と書いていた人もいました。 もしかしたら、「ダウンロード違法化を考える24時間イベント」などをやろうとする人などが現れたりするかも知れません。 (最初からそのような意見は出ていましたが、今回は以前よりも強くなっているような感じがします。)

徐々に色々な手法が試されていき、ロビー活動を目的とした団体が増えていくと、そのうち効果的な手法を駆使できる団体が出現するのかも知れません。

色々な手法は順を追って試されていく事によって、効果が増していくと思われます。 同じ手法だとしても、色々試す過程で行われた方が効果が高くなる場合があります。 例えば、「今回はパブリックコメントを出すのが駄目だったから、次はこれをやります。」という流れのようが、より直接的な働きかけも支持を得やすくなると予想できます。

ツールで勝負をする人も出るかも知れません。 例えば、積極的に関わる人だけではなく、意見には同調するが表には出たくないような多数の人々をパワー(プレッシャー)に変えるようなプラットフォームを実装するような人が出現するのかも知れません。 (どうやってやるのかはあまり思いつきませんが。。。ちょっとメルヘン入ってますかね。。。)

そして、強い影響力を持つ団体が生まれて「ダウンロード違法化問題」が解決したとしても、その団体は次の問題のフォーカスして動き出すかも知れません。

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