カブロボが普及するとほとんど外れない株価予測が実現できそう

2006/8/28

カブロボという株自動売買アルゴリズムコンテストをやっていますが、カブロボのようなシステムが一般の投資家に広く公開されると、かなりの精度での株価予測が実現できるのではないかと思いました。 ただし、カブロボシステムがどのようなサービスを一般投資家に提供するのか、もしくは一般へのサービスになるのかなどを私は知らないので勝手な妄想で書いています。 また、私の妄想内では株価予想ができるのは一般の投資家側ではなく、カブロボシステムを提供している証券会社側です。

カブロボシステムのアルゴリズムがある程度ブラックボックス化されたうえでパラメータだけユーザに入力させる形式でユーザにサービスを提供した場合、システム提供者側は個々のユーザがどのような売買をするか取引前に知ることができます。 これは、アルゴリズムとパラメータをあらかじめ渡されていて自動的に売買がされることが自明であるからです。 システム提供者側はやろうと思えば、各ユーザが選択したアルゴリズムとパラメータを集計していって、その日の株価動作パターンと見比べてどれぐらいの自動売買が行われるか予想できます。 自動売買をしている人が多ければ多いほど、自動売買が占める売買の割合が高まり、株価は予想通りに動きそうです。 例えるならば、アカギの鷲巣マージャンで自分以外は全部透明稗な状態に近い状態で株売買ができてしまうといった感じかも知れません。

自動売買システムを使って単一のアルゴリズムに人気が集中すると、そのアルゴリズムの出来が良いか悪いかにかかわらず、そのアルゴリズムが真実になるということも発生するかも知れません。 というのは、アルゴリズムの出来が悪くても、人気が出て同一のアルゴリズムを大量の人が使うと、結局アルゴリズム通りに株価が連動する可能性があるからです。 そのため、自動売買システムが凄く流行して、特定のアルゴリズムを皆が同時に使うことが発生すると株価の乱高下が発生しやすい土壌が出来るかも知れないと勝手に妄想してみました。

同一のアルゴリズムを使っているために株価が乱高下する様子は、TCPのglobal synchronizationみたいな感じで発生するんでしょうね。

とりあえず、とりとめも無く妄想した駄文を書いてしまいました。。。

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