Web2.0サイトを開始するための7つのルール

2006/12/4

Seven rules for Web 2.0 startups」という記事がありました。 面白かったので要約しました。 誤訳などがある可能性があるので、詳細は元記事をご覧下さい。

書いている人はユーザの立場から、Web2.0サイトを構築するときに注意すべき事を書いているようです。 以下要約です。かなり意訳気味です。

1. ユーザが楽に移行できるようにしてあげる事

前使っていたサービスからの移行をスムーズにしてあげる必要があります。 例えば、Vox blogでは最近になって他のブログサイドバーに入れられるHTMLを生成するジェネレータを公開しました。 これによって、他のブログサービスを使っているユーザはVox blogに移動する事を宣伝しやすくなりました。

2. ユーザがサービスを試しやすい事

ユーザからすると、何が出来るかを試すためだけにメールアドレスを要求されるのは嫌なものです。

良い方法:文章で何が出来るかを説明してあること。

もっと良い方法:多くのスクリーンショットとともにサービスが説明してある。

一番良い方法:とりあえず試してみて、本当に使うための登録は後で出来る。

3. 何を使っているかではなく何を出来るかを伝える事

そのサイトがどのような技術で動いているかよりも何ができるかの方が重要です。 私にとっては、あなたのサービスがRuby on Rails, .NET, AJAX, REST, Vegemiteなどで書かれているかどうかはどうでも良いことです。

そのサービスが何をしてくれて、私がそれを使う利点を説明してください。 詳細が書いてある開発者ページを見る事は、オタクな人たちにまかせましょう。

4. 簡潔に保つ事

ユーザが何度も同じ動作を繰り返す事を期待するならば、操作を単純に保つべきです。 例えば、ブックマークを追加したりするのに多くの操作を要求されるのであれば、あまり多くのブックマークは登録しなくなります。 迅速な処理ができれば、ユーザはより多くの回数サイトに再訪問をして処理をしてくれる事になります。 それによりトラフィックが増加し、サイトから得られる収入も増えるでしょう。

5. 他のサービスと協調する事

世の中に無い全く新しいサービスを提供できる事が望ましいです。 しかし、現実を見るとなかなかそうはいきません。 この項目はVoxでの経験から来ています。 VoxはFlickr、YouTube、iStockphotoなどとの協調がしやすく作ってあります。 Voxの運営者たちはWeb 2.0的にユーザが他のサイトで活動することを許す事の利点を知っているようです。

6. APIをわかりやすく公開する事

技術的な情報はトップページに置くべきではありませんが、どこかには掲載されているべきです。 Web 2.0の判断基準は、ドキュメントの揃っていて使いやすいAPIが公開されていることです。 それにより、オタクユーザや他のWeb2.0開発者があなたのサイトのデータを様々な方法で利用できるようになります。

7. サービス名を吟味する事

4歳児が名前をつけたようなサービス名は避けましょう。 Flickrは母音を抜く事で印象的な名前を作りました。 例えば、Squidoo, Calgoo, Zooomrのように「o」がいっぱいの名前にはうんざりです。 「ee」の名前も同様です。 ドメイン名が空いていないという言い訳は通じません。 名前が悪いとサービスの普及に影響します。

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