制作費を受け取らないWebクリエイターは実現可能か?

   このエントリをはてなブックマークに登録    2006/11/1

Google Adsense、Amazonアフィリエイト、その他インターネット広告などの下地により、発注者から制作費を受け取らずに発注者と対等な立場でWeb製作をするクリエイターというものが実現したら嬉しいなと思い始めました。

仕組みとしては、発注者とWebクリエイターが共同で何らかのサイトを製作し、Webクリエイターはそこに広告を掲載することによって対価を得るというものです。 Webクリエイターは発注者から一切金銭を受け取らないため、発注者との関係は対等になる可能性があります。

ただ、この場合、発注/受注の関係ではないので発注者という表現は正しくないのかも知れません。 私が現在考えているのは、発注/受注というよりも、どちらかというとプロとプロのタッグです。

例えば、私はコンピュータに関する専門性があります。 タッグを組む相手はコンピュータではない何らかの専門性がある人とします。 ここでは、とりあえず、私の趣味である熱帯魚の専門家とタッグを組むという想定で説明しようと思います。

私はプログラミングやネットワーク技術に関するWebサイトは作れますが、例えば熱帯魚に関する専門サイトは作れません。 作れるんですが、知識があまり詰まっていない薄っぺらなサイトしか作れません。 熱帯魚の専門家は熱帯魚に関しては非常に詳しいですが、Web製作やプログラミングが得意でない人が多いです。

そこで熱帯魚の知識がある専門家とタッグを組むわけです。 そうすることでお互いが足りない部分を補完できます。 私が技術を提供して、熱帯魚の専門家が知識を提供します。 そして、その情報をWeb上で公開し、そこに広告を掲載して収入を得ます。

熱帯魚の専門家の頭の中にある知識をお金に換えてあげる土台を作ってあげて、その一部をマージンとして受け取るという構図です。 熱帯魚の専門家が熱帯魚ショップである場合、情報サイトからネットショップへリンクを張ってあげます。 その熱帯魚情報サイトの検索順位が十分高くなれば、ネットショップへ熱帯魚愛好家を誘導できるというメリットがあります。 要は、熱帯魚ショップのサテライトサイトになるということになります。

このシステムの場合、知識を持っている人と、Webクリエイターと、広告を出す人、全てが嬉しいWIN-WIN-WINの構造になっているのではないかと勝手に妄想しています。 専門的な知識を持っている人はその知識で収入を得られる事がうれしいです。 Webクリエイターも広告収入が得られてうれしいです。 広告を出す人は専門的なサイトに広告を掲載できてうれしいです。

ただ、現状ではこの構想には大きな欠点があります。 Web広告収入だけで食べていくには収入が少なすぎる可能性が高いというのが一番の問題です。

現在、日本でBlogを書くだけで食べてくのは難しいのではないかと言われています。 これと同じ事で、よっぽどアクセス数が多いサイトでないと広告費で生活するのは難しい事が予想されます。

ただ、この問題は広告主がまだ少ないという理由が大きいのではないかと考えています。 例えば、Google Adwordsに広告を出す人がどんどん増えれば、それに応じてGoogle Adsenseの収入も増える事が予想されます。 Google Adwordsなどの検索エンジン広告の存在を知らない業界は非常に多いというのが現状です。 コンピュータとは全く関係ない業界が専門誌(雑誌)だけではなく検索エンジンにもドンドン広告を出すようになれば状況は変わるかも知れないと考えています。 それにはまだ数年かかるでしょうけど。。。 (というかそういう世界が来るかどうかも不明ですね)

という考えの下、とりあえず思いついたんだからやってみようと思って、熱帯魚専門ショップの人と一緒に情報サイトを作り始めました。 結局あまりうまくいかないかも知れませんが、とりあえず実験でやろうと思います。

熱帯魚業界は、インターネット広告が全く認知されていない業界なので収入はほとんど無いでしょうが、色々経験は得られそうです。 というより、作業をしはじめて既にかなり色々経験を得られました。

熱帯魚屋さんと一緒に開始するサイトは「ディスカス魂」というサイトです。 熱帯魚の王様と呼ばれているディスカスに関する解説サイトです。 本日、11月1日にオープンしてみました。 これから徐々にこの実験サイトを充実させていく予定です。

どうなることやら。。。という感じですが、勝手に楽しくなってきました。

追記 : 2007/1/26

第2弾としておおぞら観魚園さんとプレコ王国を開始しました。

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